V銀1号

特徴

ユーザーサイドからの品質要求が、技術の進歩と共に厳しくなってきた昨今、刃物の鋼についても例外ではありません。
弊社オリジナルの "V鋼シリーズ" は、純度の高い良質な原鉱石を原料として、刃物として最適な化学成分と組織からなっており、十分に鍛錬した刃物鋼です。
V銀1号は、その不純物の少ない強靱な刃物鋼の "V鋼" の代表鋼の一つです。

V銀1号の組織は、レーデブライト系1次炭化物が分散・点在し、素地(マトリックス)には微細な2次炭化物が均一に見られます。V銀1号は一般に 『セミステンレス鋼』 と称しています。
砥石研削性においては、ステンレス鋼にみられるような難削性はなく、良好な結果が得られます。
成分中に 5% Cr,1% Mo 添加したことで、V銀1号は耐食性、耐熱性において炭素鋼より遙かに優れています。
さらに 5% Cr,0.8% Mn の添加によって空冷でも充分な焼入硬度が得られます。
1% Mo 添加により高温強度、耐軟化性を高め、Vの添加は素地(マトリックス)を一層微細にしています。
このように成分調整を行った鋼塊を、表面疵取り・鍛造・熱間圧延の諸行程をへて、鍛錬効果の優れた素材となります。
V銀1号を芯材として、軟ステンレスを被覆接合した複合材料は 『ステンレス・クロマックス』 として広くご使用いただいております。


成分規格

C Si Mn P S Cr Mo V Ni Co
V銀1号 0.95-1.05 0.4以下 0.6-0.9 0.03以下 0.03以下 4.5-5.5 0.8-1.2 0.2-0.5 0.25以下 -

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